2018/10/31生徒数アップ

「月見だいふく」から学ぶ塾・スクール経営に役立つ3つのポイント

目次

すこし前の話になりますが、、、

2018年9月3日に、ロッテさんから「月見だいふく」が発売されるとの発表がありました。おなじみのアイス「雪見だいふく」を改良して、発売されるとのことです。

 この「雪見だいふく」シリーズの売り方は、我々塾経営・スクール経営においても、非常に学ぶポイントがあります。本日は、新発売の「月見だいふく」と看板商品の「雪見だいふく」から学べる3つのポイントをお伝えしたいと思います。

 

ポイント1:差別化の重要性


違い

 先日ご紹介した記事「経営歴10年のプロが教える塾経営・スクール経営で失敗しないために最も大切なこと」において、塾経営で失敗しないためには、何よりも差別化が大切だとお伝えしました。実は、この「雪見だいふく」は大きな差別化で成功したということをご存知でしょうか?

 

 実は、「雪見だいふく」は従来の「アイス=夏に食べる食べ物」の逆を攻めて、「冬に食べるアイス」として発売されました。特徴的なことは、「雪見だいふく」は、夏(4月から8月)に販売されていなかったんです!(2018年より通年商品となったため、今ではいつでも食べることができます。それまでは、アイスなのに、夏には販売しなかったというから驚きですよね)

 

雪見だいふく誕生秘話


雪見だいふく


 雪見だいふくは1981年に発売された商品です。当時、ロッテがアイス産業に挑んだとき、雪印乳業さんなどの、乳製品会社の力が強くつけ入る隙間がなかったそうです。そこで、大きく差別化しないと成功はないと試行錯誤をして生まれた商品が「雪見だいふく」でした。

 

差別化のポイントは、当時夏に食べることが一般的であったアイスを、「冬に食べるアイス」というコンセプトにした点です。このコンセプトに沿って、販売時期とパッケージに工夫を行いました。販売時期は先ほどお伝えしたように、販売時期を冬に絞り、4月~8月は販売を行いませんでした。また、パッケージは、ご存知の通り「赤」を基調としたデザインにしました。当時、爽快感を表す「青」のパッケージが多い中、冬にこたつで食べるイメージから、「赤」のパッケージにしたそうです。

そして、このコンセプトがヒットして、ロッテさんは見事アイス業界の参入に成功しました。

 

 我々の塾業界・スクール業界でも、「常識」とされていることが多々あります。この「常識」を覆すような新しいコンセプトができると、大きな差別化が生まれます。我々の業界でいえば、「武田塾」さんが大きな成功をおさめた例ですよね。塾というのは、「教える」ことが仕事であるという常識を覆し、武田塾さんは、「授業をしない塾」というコンセプトで大きく伸びています。

 このように差別化の重要性を「雪見だいふく」は教えてくれます。

 

ポイント2:ニュースの威力


news

 2つ目のポイントは、「ニュースの威力」です。人は新しいものに弱いですよね。新発売という言葉を聞くと、「どんなものなのかな?」「試してみようかな?」という気持ちになるのは、きっと私だけではないはずです。

 今回、「雪見だいふく」を「月見だいふく」という名称に変えて販売しました。では「月見だいふく」は「雪見だいふく」と何が違うのでしょうか?

「雪見だいふく」は、バニラを白いもちでくるんだアイスですが、「月見だいふく」は、バニラの味はそのままで、おもちの色を月にちなんだ黄色に変えたものです。つまり、味はそのままで色だけを変えたものが、この「月見だいふく」です。

 

新商品と聞けば、時間をかけて新しいものを作らなければならないと思われている方も多いと思います(何を隠そう私もそう思っていた一人です 笑)。しかし、そうではなく既存の物を改良したり、違う組み合わせにしたりで十分新商品になるんですよね。考えてみれば、iPhoneもバージョンを変えて新商品として販売しています。しかし、素人がパッと見ると、違いはすぐにはわからないですよね。それでも毎年新しいバージョンが新商品として発売されています。そして、毎年飛ぶように売れています。このことからも「ニュースを作る」ことの重要性を感じますよね。

 ロッテさんも「ニュースの威力」を感じているからこそ、中秋の名月にちなんで「月見だいふく」をリリースしたのでしょう。

 

 我々はどうでしょうか?「新しい講座」や「新しいイベント」を開催しているでしょうか?どうしても、日々の業務に追われて、新しいものを作る時間というのは取りづらい方が多いことと思います。しかし、新しく作らなくても、既存のものを組み合わせたり、今までのものを改善するだけで「新商品」になると思えば気が楽にならないでしょうか?季節行事を利用して、特別講座を開講しても良いでしょう(実際、私が経営している塾では、「お正月だから休む?お正月だからこそ勉強する?」というタイトルで年末年始に行うセンター試験特訓講座は大人気です)。あなたの塾・スクールでもニュースを作ることができないか?ぜひ考えてみてください。

 

ポイント3:ストーリーの重要性


story

 「雪見だいふく」シリーズから学ぶことができる最後のポイントは「ストーリーの重要性」です。ロッテさん曰(いわ)く、今回の月見だいふくの発売にはある理由があるとのことです。それは、「雪見だいふく」の商品担当者で代々引き継がれるファイルから小冊子「雪見だいふく物語」が発掘され、その物語を見ると「雪見だいふくは、雪でなく、月を見ながら楽しむためのアイス、つまり月見だいふくだった」とのことでした。

 月で餅を食べていたウサギが、餅を食べるのに飽きて、地球にやってきて食べたアイスに感動。ウサギが普段食べている餅をアイスにくるんで月を見ながら、人間とウサギで仲良く食べたというストーリーです。(実は、このストーリーの絵本も作っており、こちらの記事(https://adgang.jp/2018/09/165237.html)で紹介されています)

 本来は月を見ながら食べるアイテムだったので、「月見だいふく」を制作したということです。

 「お餅の色を黄色に変えました。秋には雪見だいふくは月を見ながら食べましょう」とはしないで、このようにストーリーを用意した理由とは何でしょう?もちろん、先ほどのポイント2のニュース作りということもあると思いますが、、、人がストーリーに引き込まれるという性質を利用されているのだと思います。

 あなたの塾やスクールではどうでしょう?塾経営やスクール経営のストーリーがどこかに記載されているでしょうか?なぜ、今の塾・スクールを立ち上げることになったのか?どんな思いでやっているのか?起業して今までの間にどんな苦悩や困難があり、どんな喜びがあったでしょうか?人はストーリーに引き込まれます。そして、そのストーリーに気持ちが動かされれば間違いなくあなたの塾・スクールに興味を持つことでしょう。効果は絶大ですので、ぜひ取り入れてみてください。 

 

まとめ

 本日は、「月見だいふく」のリリースを受けて「雪見だいふく」「月見だいふく」から塾経営・スクール経営に役立つ内容をお伝えしました。

 

学べるポイントは次の3つです。

 

 ポイント1)差別化の重要性

 ポイント2)ニュースの威力

 ポイント3)ストーリーの重要性

 

です。

 常識をくつがえすコンセプトが生まれれば、業界のシェアを一気に伸ばすことも夢ではないこと。そして、シェアを伸ばした後でも、売れ続けるために、新商品や新しい話題を提供し続けることの重要性。それらをただ伝えるだけでなく、ストーリーを使って伝えること。以上のことが、「雪見だいふく」「月見だいふく」シリーズから学べます。

 本記事が、あなたの塾経営・スクール経営のヒントになれば幸いです。

 

【アクションプラン】差別化・ニュース作り・ストーリーの作成

(1)差別化

 塾業界・スクール業界で「常識」とされていることは何でしょう?その「常識」を覆すことはできないでしょうか?

(2)ニュース作り

 新しいものができるのを待つのではなく、新しいものを強引に作るという体制に変えましょう。まずは、リリース日を決めて、告知をしましょう。

(3)ストーリーの作成

 あなたの塾経営・スクール経営のストーリーをお客さんに伝えることはできているでしょうか?できていなければ、ストーリーを作り、それを伝えるツールを作成しましょう。

 

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